鬱病と診断を受け、それから月日が経つに伴って躁鬱病になったとき、家族が離れていくのが分かりました。
社会復帰をしようと内職をしたり、内職を探しに行ったりして、パートで働くところまでいったのに、ダメになったときに、家族からののしられたり、罵声を浴びせられたりして本当に惨めだと思いました。
そして、何度も死のうと思いました。

内職を始めた当時は、夫がとても喜んでくれたのですが、内職を毎日やりながら家にいる私を次第に邪魔に思うようになったようで、「そろそろ働いてみたらどうだ?」「内職なんて仕事をしているとは言えないだろう」と言われるようになりました。
あてもなく、内職をもらっている会社の他に、ハローワークで募集している会社に内職をもらえないか電話をかけました。
その時、「内職と言わず、パートで来てみませんか?」と言われたのが社会復帰をするキッカケになりました。
会社からは「他の従業員の皆が働きにくいと言いだしているので、申し訳ないけど解雇ということで」という説明だけで解雇されました。
それからは、働きに出ることができずにいます。
離婚することで相手からの罵声はなくなりました。

精神疾患は理解されないことが多く、また誤解されやすいことも事実です。
治したいと思えば思うほど、自分で自分を追い込んで、悪化させてしまいます。人間ドックで末期がんが見つかった友人も知らず知らず自分を追い込んで行ったそうです。
病院や自治体の相談事務所、就労支援センターなどを利用して、自分の居場所を見つけることを優先させると、家族への負担も減るものです。
また、自分の気持ちを相談員に話すことで、自分で追い込んだりせずゆっくりとマイペースで治療に取り組むことができます。
恥ずかしいことではないので、自治体の相談事務所や就労支援センターなどを紹介してもらって少しでも楽になることを見つけましょう。