よく、「風邪は万病のもと」といいますが、ちょっとした風邪をこじらせて大きな病気に発展させてしまうことはよくあります。また、もうすっかり治った!と思って油断していたら、ぶり返しで別の病気になっていたのに気が付かなかった、ということもありますね。

そんな、風邪のあとの病気として代表的なものの中に「副鼻腔炎」があります。鼻風邪をひいて、鼻水がたくさん出たり鼻が詰まってしまったあと、風邪そのものの症状は回復していても、その鼻水・膿が、顔の内側に残ってしまう場合があります。

頬の周辺や目元などに圧迫感や痛みを感じたり、なかなか鼻づまりだけが治らない、という場合はこの副鼻腔炎を疑ったほうが良いでしょう。副鼻腔炎は急性蓄膿症ともよばれ、医師の処方による抗生物質などを服用しないと、なかなか完治は難しいものです。放っておくと、急性蓄膿が慢性蓄膿に移行してしまうケースもありますので、ここはしっかりと治しておきたいものですね。