祖母が胃がんで亡くなりました。
足に浮腫(かなりのむくみ)があり、靴を履けなくなり本人は「ぞうさんの足みたい」と言っていました。
食欲もなく痩せてきたので心配で医療センターにかかりました。
様々な検査を立て続けに予約→バスでくるもしくは送り迎えでくたくたになっていたところ、医師より「はっきり言います、末期の胃がんです。余命3か月もつかどうか本人さんの体力次第だ」と言われました。
その日の内に入院日が決まり、自覚症状が靴が履けないくらいだったので入院日までの一週間程祖母は家の片付けを隅から隅までしていました。
大変だったのは、髪が抗がん剤治療で抜け、話すのも苦しくなりどんどんさらにやせていく祖母の姿を毎日見なければならないことでした。
トイレに独りで行けなくなってしまった、歩けなくなってしまったと、ひとつひとつ病院スタッフの世話になることが本人にとってつらかったようで、それを聞くのも大変でした。

本人がつらいと言っている話は、聞くしかなかったため、状況をどのように自分たちで整理していくか病院スタッフからもアドバイスをたくさんもらいました。
否定的な意見はせず、寄り添うように話をたくさん聞いていました。あと、病院内を車いすででも動き回ることで気分転換になったようでできることはできるだけ本人にやってもらうというのがプライドを傷つけず良いようです。
また、話せなくなる前に面会時にはできるだけ本人の兄弟や仲の良いお友達も呼べるよう連絡先を聞いておいたのが良かったです。

まず、目の前でいっぱいだと思いますがもしもや、万が一のことを考えチェックリストをつくるといいと思います。
呼びたい人、その人との関係と連絡先、葬儀関係(祖母は互助会に入っていたのでそこに電話した、呼んでほしい人、欲しくない人)、あと家の片付け(いるもの、いらないもの)それから、エンディングノートに書くような項目(お金関係含め)など、話せなくなってからでは遅いので徐々に聞いておくといいと思います。